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対人恐怖症を治療する医薬品
対人恐怖症は自分自身の考え方を見直したりして治療を行っていきますが、考え方の見直しだけでは症状が改善しなかったり、考え方の見直しがうまくいかない場合には、医薬品による治療が行われます。
精神科の医薬品といいますとイメージがあまり良くありませんが、精神科の医薬品は症状を改善させるためにとても効果的ですので、印象だけで決めつけてしまうのではなく医薬品の働きを理解し、自分自身に合った医薬品を相談しながら取り入れていくことをおすすめします。
対人恐怖症を改善する医薬品の処方は、一般的にSSRI・β遮断薬・抗不安薬の3種類の中から患者に合ったものを処方します。
SSRIは、もとはうつ病治療のために開発された医薬品で、人前で話すことに不安を感じにくくする働きがありますが、飲み始めてすぐに効くというわけではありませんので、よく理解した上で服用します。
β遮断薬は、精神的な問題がきっかけで起こる震えや動悸を抑える働きがあり、抗不安薬も精神を安定させる効果がある医薬品です。
SSRIやβ遮断薬、抗不安薬が対人恐怖症治療のための医薬品として取り入れられていますが、医薬品である以上副作用があることも理解しておかなければなりません。
医薬品によっては眠気や吐き気などの症状が現れる場合があるため、病院で処方されましたら医薬品の副作用についても確認しておくことをおすすめします。
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